豊川市へ中国からマスク5万枚届く

2020/04/01 00:00(公開)
中国から届いたマスクを段ボール箱から取り出す市職員=豊川市防災センターで
 新型コロナウイルス対策として、豊川市に31日、友好都市の中国・江蘇省の無錫市新呉区から、マスク5万枚が届いた。豊川市は2月、マスク4500枚を新呉区に寄付しており、10倍返しで支援を受ける形となった。4月1日から市内の介護施設や医療機関、学校などに配る。

 市役所に郵便局の車2台が到着すると、市職員らがマスクの入った段ボール箱を抱え、防災センターへ次々と運び入れた。17箱あった。側面には現地で有名な桜をほうふつさせるピンクの紙に、中国語で「一衣帯水」、「衆志成城」(みんなで心を合わせれば、どんな困難も克服できる)「戦疫必勝」(必ず疫病に勝つ)などのメッセージがあった。
 豊川市は寄付後、市内でも感染者が確認されるなどしてマスク不足が深刻化。新呉区に協力を呼び掛けていた。約10倍の数での返礼に、竹本幸夫市長は「10年にわたり温めてきた新呉区との友好関係が、非常事態の際に、相手を思いやり、助け合う迅速な行動につながったものと思う。改めて両市の友好の深さを認識した」と話した。
 マスクは、希望する市内の介護施設258事業所に2万2000枚を、医療機関約250カ所に1万5000枚を、保育所や児童クラブ、小中学校の約160カ所に1万3000枚を、1日午後から順次配布していく。
(由本裕貴)
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