豊橋市吉田方校区の「吉田方おやじの会」は21~22日、避難所体験イベント「学校に泊まろう」を市立吉田方小学校体育館で開いた。同校児童と保護者計約60人が参加、段ボールでパーテーションを組み立てるなどして体育館に泊まった。
大雨や南海トラフ地震臨時情報など、災害について考える出来事が続いた。22日が校区の防災訓練だったため、実践的な体験をしてもらおうと市防災危機管理課と協力して企画した。
21日午後6時から児童らが体育館に集まった。防災や災害時の避難などで役立つ知識が学べるクイズと、「豊橋こども食堂みらいクラブ」提供の夕食の後、市の訓練用資材を使った段ボールベッドやパーテーションを組み立てた。
同じスペースを共有する児童3~5人で協力し、壁を立て、部品をつないだ。大人の手を借りながら、20~30分で完成させた。床には毛布などを敷いた。
就寝時間まで、児童らは持ち込んだ菓子を食べ、鬼ごっこやカードゲームで遊ぶなどキャンプのように楽しんだ。中川晴吾さん(4年)は「ベッドを組み立てるのが大変だった」と話した。中野陽葵さん(4年)は「寝るまで話して遊んで楽しみたい」と笑顔を見せた。
おやじの会の西土政伸会長は「楽しみながら防災を意識し、被災した人のことを知るきっかけにしてほしい」と語った。
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1988年生まれ。三重県津市出身。
地元で数年間地域紙の記者を務めた後、某ゲーム会社で企画の仕事などを経験。新型コロナウイルス禍で紆余曲折あって豊橋市で再び地域紙の記者に。地域の人に地域の良いニュースを伝えたい。
趣味は一口に言うとゲーム。著名なタイトルをすべて網羅しているわけではないが、コンシューマーはファミコン時代から「ドラゴンクエスト」などを親しんでいる。ジャンルは問わず、環境としてはオンライン、カード、ボード、テーブルトークなど手広くプレーしている。
好きなものは甘いもの。犬派。写真は実家の猫。