新城市民病院でIоT運用・管理システム実証実験

2020/04/09 00:01(公開)
IоT運用・管理システム実証実験をしている新城市民病院
 新城市民病院(綿引洋一院長)は、IоTを活用して入院患者の健康状態や位置情報を管理、運用する実証実験をしている。患者の無断外出や目の届かない場所での転倒事故などを未然に防止する。
 高齢患者の増加と医療スタッフの不足が背景にあり、業務の効率化で次世代型病院を目指す。実験には、大成建設と名古屋大学附属病院メディカルITセンター、NTTドコモ、シスコシステムズが参画している。
 一部病棟の入院患者約40人がリストバンド型ウェアラブル端末を装着し、位置情報や心拍数、歩数を可視化する。スタッフはパソコンやスマホ、タブレット端末で患者の身体状況を常時チェックできる。
 具体例として、トイレの滞在時間がいつもより長い場合に、スタッフの端末に異常を知らせるメールを送ることで、転倒や発作などの突発的事態に、迅速に対応することが期待できる。
 新城市民病院は「患者自身がウェアラブル端末で健康状態や運動量をチェックでき、評判が良い。実用化に向けてデータを検証している。今後は外来患者にも実証実験の範囲を広げる。また、車いすなど院内の物流の効率化にも役立てたい」と話した。実験は9月まで。
(木村裕貴)
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