豊橋市のフードバンク配布

2020/04/27 00:01(公開)
フードバンクへ食料を受け取りに来た母親=豊橋市職員会館で
 豊橋市は、新型コロナウイルス感染拡大の影響による収入減などにより、日常生活に困っている家庭を支援する「フードバンク」をしている。団体などから食材3㌧近くが寄付された。23日から配布を始め、希望のあった人たちが受け取りに訪れている。
 市は、児童扶養手当の受給世帯などを対象に配ろうと10日から食材を募った。市内36カ所に窓口を設けたところ、奉仕団体や生産農家の団体など11団体から米や調味料、菓子などが寄付された。
 一方で、受け取りを希望したのは155世帯あった。23日には63人、24日は36人、25日は17人、26日に11人が訪れた。また、3人に郵送した。
 24日にはJA豊橋のいちご部会が160パック、洋裁部会がブロッコリー160株を寄付した。いちご部会の田嶌敬二部会長、洋裁部会の朝倉寛晶部会長は「このような事業を知らなかった。困っている人たちに役立てれば」と話した。
 6歳と3歳の子どもを持つ母親(33)は「製造会社のパートをしていましたが、3月中に解雇されてしまいました」と話した。フードバンクの存在については「本当に助かります」と話した。
 フードバンクは市が運営補助して市社会福祉協議会が2018年度から昨年度まで続けてきた。従来は市内のこども食堂や児童養護施設、母子生活支援施設、障害児入所施設などに寄せられた食材などを配ってきた。今回は緊急対策として市直営で実施した。
 市は今後、団体に運営補助をしてフードバンクを常設化していくという。
(安藤聡)
ブロッコリーとイチゴを寄付する生産農家
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