特別定額給付金の申請相談などで混雑

2020/05/12 00:01(公開)
連日混みあう豊橋市のマイナンバーカード窓口
 10万円の特別定額給付金を受け取るためのオンライン申請が始まっている。東三河各市の市役所窓口では、申請に必要なマイナンバーカードのパスワード手続きをするなどの人たちで混みあっている。東三河では東栄町を除く7市町村が申請受け付け中だ。
 総務省の専用ホームページ「マイナポータル」は特別定額給付金のオンライン申請を受け付けている。手続きには世帯主のマイナンバーカード、カード読み取り対応のスマートフォン、カード受け取り時に設定した6~16桁の暗証番号、振込先口座の確認書類が必要だ。
 各市には、申請受け付けが本格化した今月7日から、窓口を訪れたり、問い合わせ電話をかけたりする人が相次いだ。
 豊橋市のマイナンバーカード窓口は、7日に345人、8日に301人が訪れた。4月中は1日平均116人だったので、約3倍だ。豊川市でも7、8の両日に多くの人が訪れ、最長で2時間近く待つ人もいたという。どの自治体でも内容は「パスワードを忘れた」や「電子証明書の期限が切れている」などが多いという。
 国内の自治体では新規申請の受け付けの停止を余儀なくされている所もあるが、東三河では各市とも通常通りの対応をしている。
 7日には最長で1時間街となった蒲郡市役所。11日に訪れた男性(44)は「手続きを早くやってくれた方がいい」と話していた。
 新城市の担当部署は「通知カードが再発行できないという連絡もあり、それが拍車をかけている可能性もある」と分析している。
 一方、東栄町では郵送を始めるのと同じ、18日からオンライン申請受け付けを始めるという。
(安藤聡、林大二朗)
蒲郡市の窓口。今月7、8日が混雑した
電話対応に追われる豊橋市のコールセンター
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