ネット会議形式で水防訓練

2020/05/23 00:01(公開)
豊川市の竹本市長とZOOMを使って情報を共有する豊橋市の 佐原市長=豊橋市役所
 豊橋市で22日にあった水防訓練は、市役所内の災害対策本部設置運営訓練も実施した。新型コロナウイルス対策として、「3密」を防ぐために出席者を減らした。河川の水位確認などは現場にドローンを飛行させて、ライブ映像を配信した。庁舎外の市施設などとインターネット回線を通じた会議システムを活用し、情報を共有した。コロナ対策で注目されたリモートワークのスタイルが災害時にも活用できるかが注目される。
 対策本部はコロナ対策として、各部長や職員がフェースガードを着用し、1台の机に1人が座るように間隔を開けてた。参加人数も例年の3分に抑えた。
 そして、コロナ対策で利用者が急増したウェブ会議システム「ZOOM(ズーム)」を使い、教育委員会、保健所、豊橋総合動植物公園など各出先機関と、豊川市の竹本幸夫市長、河川管理者の国土交通省豊橋河川事務所ともリアルタイムで協議した。
 本部室の大型画面に幹部らの顔が映し出され、動物園での倒木や閉園状況、保健所が実施した感染症予防対策や避難所での対応について佐原光一市長に報告した。
 一方、大村町の河川敷では2017年に発足した市のチーム「レッドゴブリンズ」がドローンを使って空から川の映像を撮影し、対策本部会議に伝えた。
 佐原市長は「昨年の台風19号など、ここ最近は国内で大きな台風が襲来している。インターネットを通じた情報共有を進めていきたい」と講評した。
 市防災危機管理課によると、昨年は台風19号接近時の10月12日に第3次非常配備を敷いた。市内での台風被害は2009年10月8日の台風18号で10棟以上の床上浸水が発生したほか、高潮被害も起きた。
(安藤聡、林大二朗)
救助される状況を見る豊橋市役所に開設された対策本部員
ドローンを操縦する隊員=豊橋市大村町で
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