25日から蒲郡市竹島水族館再開

2020/05/25 00:01(公開)
輪投げの練習中のカイ=いずれも竹島水族館で

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で休館していた蒲郡市竹島水族館は25日から再開する。スタッフは、客を迎え入れる準備に追われている。


 人気者のミナミアメリカオットセイ「カイ」(雄)と「フー」(雌)。休館中も稽古を続けていたが、人に見られる緊張感がないためか、カイは「集中力が切れてやる気がなくなった」(小林龍二館長)。トレーニングの取材中も観客席の椅子の上でウロウロしていた。気が強いフーも、今後のステージ出演に向けて準備中。台に乗り体を回したり、敬礼のポーズをしたりしていた。


 「世界でここだけ!?」をうたうカピバラも2匹でショーができるようにトレーニングをしている。新しく入った飼育員がドッグトレーナーで、訓練中だった。休館中はやはり、のんびり過ごしていたそうだ。


 生き物相手だから、客がいなくても世話は続けなければならない。餌やり、水槽の温度管理と休めない。

 

ショーデビューを目指すカピバラの訓練。でも、のんびり

飼育員たちの手作業


 休館を機に、壊れている配管の修理や、はがれたペンキの塗り直しをした。水槽の壁に水玉模様を入れる工夫もした。飼育員たちの手作業だ。


 また、解説を新しく書き直したり、人気薄の水槽をリニューアルしたりした。新しいサンゴの水槽を取り入れた。


 休館中に釣り上げた150匹のサバを展示する。触っただけで死んでしまうので管理が難しく、他の水族館では見られないという。


 コロナ禍で、魚の輸入も止まっている。いつもなら簡単に手に入っていたが、しばらくは難しくなりそうだ。


 コロナ対策は万全を期す。入館者は当面、住所と名前を記入する。感染者が発生した時に、連絡を取るためだ。消毒液も置いた。入館者は100人に制限、規制をかけることもある。


 小林館長は「まだコロナは収まってないが、水族館でストレスを発散し、気分転換してほしい」と呼び掛けた。

150匹のサバの群れ。国内水族館では珍しい
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林大二朗

 愛知県蒲郡市生まれ。2020年、地元蒲郡が好きで東愛知新聞社に入社。同年から蒲郡担当、市政や地域行事、文化など全般を取材。ドローンを使って東三河の名所を空撮したルポ「大二朗記者の空からの訪問」を不定期連載。これまで、三河大島や三河国分尼寺跡、日出の石門などを空撮してきた。ドローン技術向上のため、国家資格「一等無人航空機操縦士」を24年に取得。読者の皆さんが楽しんでもらえる記事と記憶に残る写真を掲載できるよう、日々、頑張っていきます。

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