新型コロナウイルス感染拡大の影響で休館していた蒲郡市竹島水族館は25日から再開する。スタッフは、客を迎え入れる準備に追われている。
人気者のミナミアメリカオットセイ「カイ」(雄)と「フー」(雌)。休館中も稽古を続けていたが、人に見られる緊張感がないためか、カイは「集中力が切れてやる気がなくなった」(小林龍二館長)。トレーニングの取材中も観客席の椅子の上でウロウロしていた。気が強いフーも、今後のステージ出演に向けて準備中。台に乗り体を回したり、敬礼のポーズをしたりしていた。
「世界でここだけ!?」をうたうカピバラも2匹でショーができるようにトレーニングをしている。新しく入った飼育員がドッグトレーナーで、訓練中だった。休館中はやはり、のんびり過ごしていたそうだ。
生き物相手だから、客がいなくても世話は続けなければならない。餌やり、水槽の温度管理と休めない。
休館を機に、壊れている配管の修理や、はがれたペンキの塗り直しをした。水槽の壁に水玉模様を入れる工夫もした。飼育員たちの手作業だ。
また、解説を新しく書き直したり、人気薄の水槽をリニューアルしたりした。新しいサンゴの水槽を取り入れた。
休館中に釣り上げた150匹のサバを展示する。触っただけで死んでしまうので管理が難しく、他の水族館では見られないという。
コロナ禍で、魚の輸入も止まっている。いつもなら簡単に手に入っていたが、しばらくは難しくなりそうだ。
コロナ対策は万全を期す。入館者は当面、住所と名前を記入する。感染者が発生した時に、連絡を取るためだ。消毒液も置いた。入館者は100人に制限、規制をかけることもある。
小林館長は「まだコロナは収まってないが、水族館でストレスを発散し、気分転換してほしい」と呼び掛けた。
購読残数: / 本
愛知県蒲郡市生まれ。2020年、地元蒲郡が好きで東愛知新聞社に入社。同年から蒲郡担当、市政や地域行事、文化など全般を取材。ドローンを使って東三河の名所を空撮したルポ「大二朗記者の空からの訪問」を不定期連載。これまで、三河大島や三河国分尼寺跡、日出の石門などを空撮してきた。ドローン技術向上のため、国家資格「一等無人航空機操縦士」を24年に取得。読者の皆さんが楽しんでもらえる記事と記憶に残る写真を掲載できるよう、日々、頑張っていきます。
週間ランキング
蒲郡ホテル、中国人観光客キャンセル報道後に中傷の電話多数 竹内社長「仕事どころではない」 【マケイン】八奈見さんお誕生日おめでとう 舞台の豊橋がお祝いムード 同人誌イベント「負けケット」も 田原市が「屋台村」の社会実験へ 来春から1年間事業者募る 空き地活用で駅周辺のにぎわい確保へ 歴史に名を刻んだ豊橋中央 ヨゴスポーツ余語充さん、今年の県内高校野球を回顧 豊橋のエクスラージ、3年連続で愛知県の人権啓発ポスターに 仕掛けは「逆さ絵」で「きづくとかわる」 田口高校で集団暴行事件被害者遺族の一井さん講演 豊橋市制120周年記念ロゴマーク決定 「右手と左手の上下が逆では?」の声も 【マケイン】蒲郡市竹島水族館と初コラボ 作中に登場する水槽解説、特別グッズ販売も 12月20日から 東海漬物、新社長に大羽儀周氏 組織の基盤固め最優先に 【のんほい×三遠】佐々木選手はパタスザル、根本選手はサーバル、ヌワバ選手はライオン・・・その理由は日付で探す