豊橋の伊古部海岸に「エールオブジェ」

2020/08/03 00:01(公開)
お披露目された「エールオブジェ」=豊橋市伊古部町の表浜海岸で
 豊橋市伊古部町の太平洋岸、表浜海岸に2日、「エールオブジェ」が登場した。NHK連続テレビ小説(朝ドラ)「エール」のロケ地を訪れた人たちが記念撮影に使い、豊橋を発信してもらおうと豊橋市が設置した。
 オブジェは高さと幅各3・6㍍、奥行き60㌢の電気亜鉛メッキ鋼板とスチール製。「応援」をテーマに、柔らかな曲線が描かれており、上部には雲の形や漫画の「吹き出し」がくり抜かれている。若手の市職員がデザインを考え、同市出身の画家原田章生さん(45)=春日井市=が監修した。
 原田さんは「オブジェの中の空間は水平線や空となるため、世界にも通じることも考えた。発想を凝らして撮影してください」と訴えている。
 現地で行われた完成式で佐原光一市長は「ドラマのシーンやオープニングでこの海岸が流れています。多くの人たちが訪れて、豊橋の魅力を発信してもらえれば」とあいさつし、田中敏一市議会議長や地元自治会長とテープカットをした。
 オブジェは2年ほど展示され、その後は市内の別の場所に移設する予定だ。
【安藤聡】
オブジェで吹き出し風に撮影モデルとなった親子連れ
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