田原で「渥美半島菊花大会」

2020/10/28 00:00(公開)
大輪が競演する会場=サンテパルクたはらで
 田原、豊橋の両市の菊愛好家が育てた花を一堂に集めた「第31回渥美半島菊花大会」(実行委員会主催、東愛知新聞社後援)が27日、サンテパルクたはらで始まり、色とりどりの大輪の競演で来場者の目を楽しませている。入場無料、11月9日まで。
 田原、渥美、東三の菊友会のほか、市内の小中学校や保育園などが約730点を出品。31日から松月堂古流松友会の生け花展(11月3日まで)の展示もある。このほか、会員が育てた鉢花も即売している。
 会員同士が出来栄えを競うコンクール作品は330点余り。大ぶりの花が特徴の「大菊」をはじめ、茎丈を低く仕立てた「福助」「だるま」のほか、根より下に垂れ下がった「懸崖」(けんがい)など多種多様だ。
 大菊の中でも「三本仕立て三鉢組」部門は、同系色の3鉢に3本ずつ大輪を咲かせ、開花の豪快さや色、茎丈の均整などを競う。審査会では、この部門から最高賞の内閣総理大臣賞を選ぶ。
 実行委の河合伸二委員長(83)は「今年は長梅雨や猛暑で栽培は例年よりも難しかった。審査会に開花のピークを持っていくのに苦労したと思う」と話した。
【加藤広宣】
会員が育てた菊の即売会も人気だ
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