14日から「羽田八幡宮文庫展」

2020/11/11 00:00(公開)
信長朱印状
 豊橋市中央図書館は、花田町の羽田八幡宮にある「羽田八幡宮文庫」の旧蔵資料展を14日から開催する。図書館や羽田八幡宮、湊神明社などで所蔵する資料が7月、市の有形文化財に指定されたことを記念した。
 指定資料は9200点(書籍9035冊、掛け軸15幅、額装や書簡など計150点)。後奈良天皇の宸翰(しんかん=天皇直筆の文書)や織田信長、豊臣秀吉の朱印状、徳川家康の書状など、重要資料が数多く含まれている。市内の指定文化財はこれで計131件(国22、県16、市84、国登録9)となった。
 羽田八幡宮文庫は1848(嘉永元)年に神主の羽田野敬雄らが開設した。江戸時代、収蔵書籍の貸し出しをしており、近代的図書館のさきがけとして全国的に注目されている。
 今回の資料展は旧蔵資料の主なものを展示、紹介する内容。昨年、話題となった信長や秀吉、家康らの書翰と後奈良天皇、後陽成天皇の宸翰など8点も初公開する。
 会場は図書館2階展示コーナーで無料。12月27日まで。「
 また27日には、当時の建物が遺っている国登録文化財の羽田八幡宮文庫を特別に公開する。午前10時~午後4時で無料。
【山田一晶】
    ◇
 東愛知新聞では今回の資料展に合わせ、図書館の岩瀬彰利主幹学芸員による紙上ギャラリートークを連載します。ご期待ください。
後奈良天皇宸翰
羽田文庫紅葉之図。文書の貸し出しの様子が描かれている
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