結婚相談や婚活サポートを手掛ける「結婚相談所Cheers(チアーズ)」(松尾篤社長)は22日から、田原市福江町に出張所を新設する。産出額日本一を誇る地元農家にとって悩みの種である後継者の「嫁不足」解消へ、婚活支援を本格化させたい考えだ。
チアーズは豊橋市を拠点に豊川市や新城市に支店があり、相談事業や自治体などとの婚活イベントも手掛けている。市内のイベントで、相談所がなく婚活が困難だという地域の実情を知り開設を決めた。渥美とともに、田原地区にも出張所を開設する。
渥美出張所はショッピングセンター隣の商業ビルに設けた。完全予約制で月1回は対面カウンセリングを受け、電話やメールなどでも随時相談にも応じる。
登録後は1カ月かけて身上書を作成。相手に求める条件や結婚観、結婚後の生活様式など希望を聴取する。
業界団体の登録データベースを元にマッチングし、お見合いに至れば服装やマナー講習、電話やSNSでのやりとりなど細かな相談や悩みにも応じる。うまくいかなくても「ふり返り」のカウンセリングを重ね、次のチャンスまで磨きをかける。過去の実績では、8カ月から1年で交際に至るという。
松尾社長は「イベントだけで結ばれるのは珍しい。対面サポートは必要だが、渥美地区は地理的に相談所を訪ねるのも難しい。“婚活難民”にしない支援が必要」と狙いを説く。渥美出張所の伊藤幸子さん(49)は「農家の親御さんの心配事もよく聞く。女性の視点で利用者の良さを伝えサポートにつなげたい」と話す。
問い合わせは渥美出張所(070・1275・6495)へ。
【加藤広宣】