豊橋市が産業技能研修センター開設へ

2020/11/21 00:00(公開)
今年3月に閉鎖した「港湾技能研修センター」=豊橋市神野新田町で
 豊橋市は、今年3月に閉鎖した港湾技能研修センター(神野新田町)の利活用案として、技能系人材の育成をする「産業技能研修センター(仮称)」を整備する考えを19日の市議会環境経済委員会で示した。施設所有者の港湾労働安定協会(東京都港区)から土地や建物を取得後、2022年の開設を目指す。

 港湾センターは1988年に開設。ガントリークレーン操縦士など、港湾運送事業に従事する人材を育成してきた。昨年10月に神戸港で新しいセンターが完成したのを受けて移転し、今年3月に閉鎖された。敷地面積は3万1887平方㍍で、研修棟、宿泊棟、自動車コースやクレーン実習室などを備えていた。
 市は協会から「移転後の施設利活用は地元の意向を尊重する」と意見があったことから跡地利用を検討する。港湾センターの18年度の研修者1284人のうち、港湾関係者以外が805人いた。このため市は「閉鎖は大きな損失」としており、東三河以外の研修施設に出向かなければならなくなっているという。
 新しいセンターは、フォークリフト運転、クレーン運転など港湾センターで実施していた研修に加え、外国人、定年退職者、女性、障害者への就労支援、ドローンやICTの先進技術取得を支援する場所とする考えだ。
 21年度中に土地と建物を取得、その後施設整備と改修をする。その間、施設を市直営にするか指定管理者制度にするのかを検討する。
【安藤聡】
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