東三河初のコロナ療養施設

2020/11/30 00:02(公開)
県による療養施設開設の説明を聞く住民=豊川市の八南公民館で
住民に県が説明会 来月4日から豊川グランドホテル活用

 県は29日、東三河では初めてとなる新型コロナウイルス陽性者の療養施設についての住民説明会を豊川市野口町の八南公民館で開いた。軽症か無症状の人が同市市田町の「豊川グランドホテル」に12月4日から入所する。
 東浦町の「健康宿泊館」、名古屋市中村区の「東横INN名古屋名駅南」が同様の施設として稼働しているが、東三河には無かったため、東三河広域連合などが開設を要望していた。
 県職員と市職員が約20人を前に説明した。ホテルは58室あり、県が1棟を借り上げる。5階までを療養者が使用し、6階は看護スタッフなどが詰める。動線を分離し、陽性者とスタッフが接触しないようになっている。県の専用車で自宅から運ばれ、入所期間は最大10日間。出入り口は施錠し、部屋の中で過ごす。外出はできない。
 このホテルを選んだ理由として、早期開設が可能だったこと、構造にゆとりがあり、動線の分離が可能だったことなどを挙げた。
 会場からは「常駐スタッフの数」「緊急連絡先」「周辺の公園などでの感染拡大の懸念」「入所者が重症化した際の受け入れ先」などについて質問が出た。県側は「間違ってホテルに入らない限り、感染の可能性はない」などと説明した。今後、県と市が協力して、懸念を拭い去る説明に努めるという。
【山田一晶】
豊川グランドホテル
続きを読む

購読残数: / 本

この記事は登録会員限定です
この記事は有料購読者限定記事です。
別途お申し込みをお勧めします。
最新記事

日付で探す

光生会 蒲郡信用金庫 さわらび会 藤城建設 虹の森 住まいLOVE不動産 パーソナルカラー診断の名古屋・愛知
158商品のおすすめドッグフードを比較 hadato 肌を知る。キレイが分かる。 全国郷土紙連合 穂の国