豊橋で規模縮小して「炎の祭典」

2020/11/30 00:00(公開)
小型手筒花火「ヨウカン」の放揚=吉田城鉄櫓で
 新型コロナウイルスの影響で開催中止となった第25回炎の祭典が28日、豊橋公園内吉田城鉄櫓(くろがねやぐら)前で開催された。感染防止対策のため規模を大幅に縮小しての開催となったが、約150人が県内外から来場し、手筒花火や和太鼓の演奏を楽しんだ。
 創作和太鼓集団「志多ら」によるミニコンサートを挟みながら、三河伝統手筒花火連合会所属の中郷神社連合会が手筒花火を放揚した。
 炎が盛大に噴き上がると、来場者はカメラを向けて写真に収めた。市外在住の男性は「私の地元のお祭りも中止になってしまった。寒い中ですが、見られてよかったです。開催がうらやましいです」と笑顔で語った。
 実行委員会の稲田典之委員長や豊橋市の浅井由崇市長は規模を縮小したが開催できた喜びの言葉を述べた。
 世界的な画家で、豊橋特別ふるさと大使の松井守男さんも来場した。「手筒花火を見ながら泣いていました。日本を離れて半世紀。花火の光と煙とボーン、の音が日本での懐かしい子ども時代に戻してくれて」と本紙にコメントした。
【岸侑輝】
盛大な炎に約150人が見入った
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