来年2月の豊橋鬼祭 一般参拝者の境内観覧は禁止

2020/12/12 00:01(公開)
毎年多くの人でにぎわう「赤鬼と天狗のからかい」=安久美神戸神明社で(昨年撮影)
 豊橋市八町通3の安久美神戸神明社(平石雅康宮司)は、来年2月10、11の両日に開く国重要無形文化財「豊橋鬼祭」を、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から規模を縮小し、一般参拝者の境内での観覧を禁止すると発表した。
 豊橋に春の訪れを告げる天下の奇祭「豊橋鬼祭」は、豊橋3大まつりの一つ。平安時代から受け継がれている。1954年に県無形文化財、80年には国重要無形民俗文化財に指定された。呼びものは11日午後の「赤鬼と天狗のからかい」で、あらぶる神(赤鬼)と武神(天狗=てんぐ)との滑稽なやりとりを表す神事。これを見ようと毎年、市内外から多くの人が訪れる。また、今年度は面司北沢美白氏による新たな小鬼面を用いた行事も予定している。
 しかし、感染拡大状況から今年度は、神事行事は祭礼者のみで執り行うこととし、祭礼中は一般参拝者の境内立ち入り禁止を決めた。
 境内に入れないのは10日午前9時から正午までと、11日午前8時から午後6時まで。鬼祭行事は、豊橋ケーブルネットワーク「ティーズ」が放映するほか、インターネット配信を予定する。
 鬼祭諸役の境内外への巡行を中止し、鬼や天狗などが氏子町内を巡る「門寄り」も中止。厄除飴(やくよけあめ)まき行事も中止するが、1月1日から社務所で厄除タンキリ飴の授与(販売)をするという。
 また、例年、鬼祭当日のみ浄書する「鬼祭特別御朱印」は、2月1日から15日までの間、書置き授与で対応する。
【田中博子】
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