年末年始のコロナ感染防止へ各首長がメッセージ

2020/12/30 00:00(公開)
手話付き動画メッセージを出した浅井豊橋市長
 29日から官公庁や多くの企業で冬休みに入った。新型コロナウイルス感染拡大が続く中、東三河の各首長は、年末年始の過ごし方について、公式ホームページで相次いでメッセージを出し、感染防止に努めるよう求めてている。

 豊橋市の浅井由崇市長と蒲郡市の鈴木寿明市長は、動画を使って呼びかけた。本紙キャンペーン「あなたの声が、見えない」を受けて、聴覚障害者にも伝わるようにした工夫が定着している。
 着任1カ月半の浅井市長は、前市長時代からのスタイルを踏襲し、大きな手話通訳入りで、字幕を付けた。1分53秒。選挙前の10月末に発生したパブからのクラスター(感染者集団)以降、感染拡大が続いていると指摘。また、空気環境の測定で換気状況についてアドバイスする市の制度をPRし、マスク着用やこまめな手洗いなど、基本的な感染防止対策をとるよう訴えた。
 また鈴木市長は25日から、手話による自己紹介から始まるメッセージをアップした。5月26日の動画で初めて取り入れたものだ。動画は3分30秒で手話通訳付き。年末年始に向けて、感染リスクが高まるケースが多いとして、感染防止の基本的対策を徹底するよう呼びかける。また、酒類を提供する店に出ている営業時間短縮要請について触れ、業種別ガイドラインの順守と「安全・安心施設」への登録、PRステッカーとポスターの掲示が必要なことを改めて指摘している。
 一方、豊川市の竹本幸夫市長、田原市の山下政良市長もテキストでメッセージを出した。竹本市長(21日付)は、今月クラスターが2件発生し、うち豊川市民病院では、職員の感染が確認されて以降、入院患者、病院スタッフのPCR検査や抗原検査をし、全力で感染拡大防止と全面再開に取り組んだと説明した。また、豊川稲荷への分散参拝を呼びかけた。
 山下市長は28日付で、今月半ばから感染者が増加し、予断を許さない状況と指摘。「この困難をともに乗り越えてまいりましょう」と呼びかけた。
 新城市の穂積亮次市長は、市内で陽性者が判明するたびにメッセージを出しており、「医療機関と保健所の機能が守られることが今一番大切」として、緊急性のない問い合わせや苦情などは極力しないよう求めている。
【山田一晶】
手話で自己紹介する鈴木蒲郡市長
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