コロナ新規陽性者 県内126人、豊橋は11人

　県は30日、新たに１２６人の新型コロナウイルス陽性者を確認したと発表した。大村秀章知事は新規陽性者が日々、右肩下がりであることは認めながら、入院患者数がステージ３の５００人以下になるには「あと１週間では難しい」と述べ、緊急事態宣言解除の目安をクリアするのは困難との見方を示している。
　１２６人の管轄保健所別内訳は、県管轄が38人、名古屋市が54人、豊橋市が11人、岡崎市が14人、豊田市が９人。豊橋市は10代男性１、20代男性１、20代女性１、30代男性１、40代女性２、50代男性１、60代男性１、60代女性１、70代女性２。５人が濃厚接触者で、中等症が２人、軽症が１人。２人が入院を予定している。
　一方、29日に陽性と発表された１６４人の地域別内訳は、豊橋市の21人のほかに、豊川市が20代女性１、50代女性１、60代女性１▽蒲郡市が60代女性１、80代女性２、90代女性１▽新城市が30代女性１、50代男性１▽田原市が40代男性１、60代女性１。４市計11人のうち、濃厚接触者は８人だった。
　年代別内訳は、20代が29人、50代と70代が各22人、80代が19人など。70代以上の割合は30・４％。
　７日間の平均値でみる県の指標によると、新規陽性者は１９２・６人（厳重警戒）、入院患者は７３０・４人（危険）、重症者は63・４人（危険）、新規陽性者のうちの高齢者は48・７人（危険）。入院患者と重症者数が高止まりしている。
　昨年10月21日から１月29日までの陽性者は１万８００８人となった。70代以上の割合は16・７％、感染経路不明者は42・８％。
　この期間の重症、中等症の患者の割合は11・０％。死者は６人増えて３９４人となった。
　29日現在の入院は７０６人、入院調整は16人、軽症か無症状の人向けの施設入所は２３４人、自宅療養は１４９６人。
【山田一晶】