京都・上賀茂神社 松井さんの「ふすま絵」特別公開

2021/02/06 00:00(公開)
ふすま絵に見入る女性=いずれも上賀茂神社で(提供)
 京都・賀茂別雷神社(上賀茂神社)で6日まで、豊橋出身の洋画家、松井守男さんが奉納したふすま絵が特別公開されている。5日には松井さんが現地入りし、感動する来観者を見守った。
 松井さんは現代フランス画壇を代表する画家の一人として、日仏を拠点に幅広い活動を展開している。先月にはNHKのEテレ「日曜美術館」で特集が組まれ、大きな反響を呼んだばかりだ。
 番組でも紹介された上賀茂神社のふすま絵は2017年に奉納。14枚の新しいふすまに白装束で臨み、白一色の油絵の具で情熱的に描きこんだ労作だ。訪れた人たちは自然と手を合わせ、ふすま絵や同時公開の「両界曼荼羅(まんだら)」に見入っていた。
 4年ぶりのふすま絵との対面に「たった4年でふすまが徐々に黒ずみ、白い筆のタッチが浮かんでくるという、自分がなってほしい姿を見ることができました。宮司が『300年後が楽しみ』と仰った意味が分かりました」と松井さん。
 「こういう時期にもかかわらず、作品を見に来てくださる方がおり、本当に感謝したい。このような文化活動はどんな時でも継続していきたい」と力を込めた。
【田中博子】
現地を訪れた松井さん㊥。上賀茂神社の田中安比呂宮司㊧、藤木保誠権禰宜とともに
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