中部日本書道会東三河支部が選抜展

2021/02/25 00:00(公開)
作品に見入る来場者=豊橋市美術博物館で
 第44回中部日本書道会東三河支部選抜展が23日、豊橋市美術博物館で始まった。書道家93人が漢字、かな、篆刻などを出品している。28日まで。
 今年7月に開催予定だった支部展が新型コロナウイルス感染拡大で中止になった。今回は選抜展だが、支部に加盟する全員に出品を呼び掛けた。
 40代前半の若手女性3人の作品が見どころの一つ。林加奈子さんは、美しい隷書体で知られる「曹全碑」を出品し、バランスの良い字が目を引く。林田小虎さんの篆刻作品は、達磨の修行の様子を表現した「面壁九年」で、九の文字の余白の使い方が面白い。鈴木愛さんの「覇」は、淡墨の美しさが魅力あふれる。
 村田華穂さん、権田穂園さん、古川昇史さん、鈴木瑞象さん、林田虎峰さんらベテランの作品はどれも味わい深い。うち支部長を務める林田さんの篆刻「剛毅果敢」は、力強い線が印象的だ。このほか深井尚子さんの「花枝欲動春風寒」は、淡墨で書かれた流麗な文字が美しい。
【竹下貴信】
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