豊橋市長選(11月10日投開票予定)へ出馬表明した市議の長坂尚登氏(41)は2日、市役所で記者会見し、新たなまちづくりへの方針や具体施策を説明した。
方針には「楽しい子ども時代を過ごせるまちに」を掲げた。三つの約束として、子どもの幸せを最優先▽未来を見据えた人口減少への対策▽市の不正や偽装への厳しい対応-を示した。
多くの市民が関わる重要施策として、新アリーナ計画の中止▽自治会やPTAの負担軽減とスリム化▽ごみ収集問題-について語った。
新アリーナについて長坂氏は「4年前の市長選で『豊橋公園につくらない』という民意に基づいて浅井由崇市長は当選した。約束を反映させるべきだ」などと契約解除の妥当性を強調。これに伴う違約金は「すみやかに進めて少しでも減額したい」とした。
自治会とPTAの改革では市民から寄せられた声を元に、市政の補完組織ではない任意団体としての性格が必要とした。ごみ個別回収は「最も市民に身近な施策」とし、ごみ置き場を管理する自治会やごみ出しに苦労する子育て世帯、高齢者を含めて利便性向上につなげたいとした。
長坂氏は県立時習館高校から東大卒。コンサルティング会社勤務や商店街マネジャーを経て2015年の市議選で初当選、現在3期目。
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愛知県蒲郡市生まれ。2020年、地元蒲郡が好きで東愛知新聞社に入社。同年から蒲郡担当、市政や地域行事、文化など全般を取材。ドローンを使って東三河の名所を空撮したルポ「大二朗記者の空からの訪問」を不定期連載。これまで、三河大島や三河国分尼寺跡、日出の石門などを空撮してきた。ドローン技術向上のため、国家資格「一等無人航空機操縦士」を24年に取得。読者の皆さんが楽しんでもらえる記事と記憶に残る写真を掲載できるよう、日々、頑張っていきます。
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