「除菌隊」が豊川保育園で清掃ボランティア

　豊川市大崎町で社会福祉法人若竹荘が運営する豊川保育園（鈴木鐵也理事長）に10日、新型コロナウイルス対策で全国的に活動する「除菌隊」が訪れ、園内を清掃した。県内では初めての活動となった。
　同じ大崎町内にある外壁塗装業「参邑」（さんゆう）の平野裕三代表取締役（37）をはじめ、豊橋市や新城市の塗装業者の社員、除菌隊の発起人代表で東京都在住の間中恭弘さんら７人が、園児が使っているいすや机、ドアの手すりなどを清掃。除菌剤で念入りに拭いた後、コンプレッサーで抗菌剤を吹きかけるコーティングで仕上げた。園の職員５人も手伝った。
　全国の塗装やリフォーム業者が「除菌隊」の隊員として各地域の保育園を訪れ、ボランティアで清掃する取り組みで、平野さんは「こんな世の中だけど、少しでも安心を届けるために、何か一つでもできれば」と話した。
　約３時間の作業後、隊員らに感謝状を贈った鈴木理事長も「子どもたちに安心安全の環境を作っていただいた」と感謝した。
（由本裕貴）