豊川「こざかい葵風館」オープン

2021/05/03 00:00(公開)
建物を背にテープカットに臨む式典の出席者ら=いずれも、こざかい葵風館で
 豊川市小坂井地区で支所、児童館、図書館、生涯学習センター、高齢者相談センターを集約した「こざかい葵風館(きふうかん)」(小坂井町大堀)が2日、供用を開始した。記念式典が開かれ、市民ら200人以上が来場した。
 2階建てで延床面積3102平方㍍。吹き抜けの開放感ある児童館ではアトラクションが設けられ、多数の親子が楽しんだ。約3万6000冊所蔵の図書館でも本を借りる人が相次いだ。郷土の玩具「風車」をはじめ、発掘調査で出土した伊奈城址の史料や、地元在住の収集家による昆虫標本や鉄道模型の展示も記念の一日に花を添えた。
 地元の子どもたちが活動する小坂井伸開太鼓の和太鼓がオープニングを飾り、式典では竹本幸夫市長が「大変満足できる出来栄えだと思う。地域の皆さんに愛されるように運営面で努力していきたい」とあいさつした。
 「こざかい葵風館」の名称は、小坂井が徳川家の葵の家紋の発祥地とされることと、菟足神社の風(かざ)まつりが由来で、小坂井東小学校の山本葵彩(あおい)さん(10)が家族と考えた。竹本市長らとテープカットに臨んだ山本さんは「採用されてびっくりした。児童館に遊びに来たいし、図書館で本を借りたい」と話した。
(由本裕貴)
迫力の和太鼓で開館を祝う小坂井伸開太鼓
記念品を贈られた山本さん
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