蒲郡の小学生が船と港の役割を学ぶ

2024/10/07 06:00(公開)
操舵室で船員から旅客船について学ぶ児童=鳥羽丸で

 蒲郡市内の8小学校3年生計375人が3日、外航船や遠洋漁船で働く船乗りらでつくる「全日本海員組合」と三重県鳥羽市の「伊勢湾フェリー」に招かれ、旅客船の乗船体験をした。

 

 伊勢湾フェリーと蒲郡市は、竹島ふ頭に旅客船が行き来する港の風景を取り戻すための社会実験に取り組んでいる。組合はこれに協力するため、関係機関と連携して乗船体験を企画。市内の子どもに、船と港の役割を紹介し、竹島ふ頭などの港の重要性と必要性の理解を深めてもらうことになった。

 伊勢湾フェリーが所有する「鳥羽丸」を使用した。児童は竹島ふ頭で乗船後、操舵室を見学。船員から操縦方法などの説明を受けた。また、国土交通省中部地方整備局職員から港の重要性を聞いたほか、県立三谷水産高校の生徒にロープワークを教えてもらった。

 市立塩津小学校の道下優弦さんは「初めて旅客船に乗れてうれしい」と話した。組合の田中伸一組合長代行は「『海の街がまごおり』に住む子どもに船や港について知る機会を増やしていきたい」と述べた。

三谷水産の生徒からロープワークも学んだ
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林大二朗

 愛知県蒲郡市生まれ。2020年、地元蒲郡が好きで東愛知新聞社に入社。同年から蒲郡担当、市政や地域行事、文化など全般を取材。ドローンを使って東三河の名所を空撮したルポ「大二朗記者の空からの訪問」を不定期連載。これまで、三河大島や三河国分尼寺跡、日出の石門などを空撮してきた。ドローン技術向上のため、国家資格「一等無人航空機操縦士」を24年に取得。読者の皆さんが楽しんでもらえる記事と記憶に残る写真を掲載できるよう、日々、頑張っていきます。

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