大河見据え家康ゆかりの柿本城跡など学ぶ

2021/07/16 00:00(公開)
柿本城跡の説明をする髙田さん=いずれも新城市下吉田で
柿本城跡の説明をする髙田さん=いずれも新城市下吉田で
 新城市と北設楽郡3町村などでつくる奥三河観光協議会のワーキング会議が15日、同市下吉田の柿本城跡と満光寺であった。2023年のNHK大河ドラマが「どうする家康」に決まり、ゆかりの地を再確認して観光客をもてなせるよう勉強した。
 大河に加え、25年には長篠設楽原合戦(1575年)から450年の節目を迎えることから企画した。4市町村、県新城設楽振興事務所の観光担当職員25人が参加し、市内在住で「あいち観光ボランティアガイドの会」会長の髙田孝典さんが案内した。
 下吉田には国道257号沿いの道の駅「三河三石」北側に柿本城跡と満光寺がある。城は家康の命で井伊家に仕えた鈴木重勝が1568年に築城。重勝の子、鈴木重時と菅沼忠久、近藤康用の3人は「井伊谷三人衆」と呼ばれ、家康の遠江侵攻を手助けしたとされる。
 髙田さんは「愛知と静岡県境には多くの山城がある。南下しようとした武田信玄を家康が抑えようとした攻防の跡」と紹介した。
 満光寺は、若き徳川家康が武田軍に追われて逃走する途中に一泊し、ニワトリの声に命を助けられたという逸話がある。庭園は県の指定文化財となっている。
 参加した県新城設楽振興事務所の野村一彦所長は「奥三河は歴史遺産が残っている。観光に生かすためガイドを育て、発信してもらえれば」と期待を込めた。
 奥三河観光協議会の安彦誠一事務局長は「ドラマでどのシーンが取り上げられるのか不明だが、ゆかりの地巡りで訪れた人をもてなせるよう備えたい」と話した。
【安藤聡】
満光寺の説明を聞く参加者
満光寺の説明を聞く参加者
県指定文化財の庭園を見る参加者
県指定文化財の庭園を見る参加者
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