薪を使って東京パラ五輪採火式

2021/08/03 00:00(公開)
採火式で使われる「まき班」の生徒らが作ったまき=豊川特別支援学校で
採火式で使われる「まき班」の生徒らが作ったまき=豊川特別支援学校で
豊川特別支援学校で蒔田選手も参加して

 東京2020パラリンピック(24日開幕)を前に、豊川市平尾町の県立豊川特別支援学校で13日、聖火フェスティバルが行われる。大会に出場する同校卒業生の蒔田沙弥香選手(36)も出席し、後輩らが作った「まき」に火をともす採火式が行われる。
 採火式には蒔田さんや竹本幸夫市長をはじめ、同校高等部の陸上部、バスケットボール部、フライングディスク部、サッカー部の各代表生徒が出席する。コロナ禍での祭典の成功を祈り、聖火を採る。
 7月に同校で野外活動が行われた際、キャンドルサービスでパラリンピックの成功を願う火がともされ、市が保管している。当日使うのが、同校高等部の生徒らが作ったまきだ。普段から作業学習の「まき班」の約20人が製作している。スギを同じ長さに切り、30~40本をまとめて針金で固定するもので、まとめる際に薪の大きさと形を判別するのが容易ではないという。生徒たちの努力の結晶であるまきは、キャンプ場や薪ストーブを持つ個人などに販売している。
 パラリンピックは3大会連続出場で、女子1500㍍(9月3日)に出場する蒔田さんが来場する貴重な日に、高等部主事の杉山徹さん(49)は「普段からスポーツに励む子たちにとってはいい経験、思い出になると思う」と話す。 
 聖火は13日午後1時~同5時に市役所1階ロビーで、14日午前9時~午後4時に市総合体育館1階ロビーで展示される。
(由本裕貴)
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