豊橋市は「働く女性のための健幸（けんこう）プログラム『からだケアｍｅ！』」の参加者を募集している。３カ月間、オンライン形式の運動講座など受講する。女性薬剤師が参加者を個別サポートするのがポイント。全面協力する市薬剤師会の石黒佳子理事によると、このようなスタイルでの健康支援は初めてという。
　働く世代の女性は仕事とプライベートともに忙しく、男性に比べ運動量やスポーツ実施率が低いことが知られている。また「周囲の視線が気になる」という女性特有の悩みもある。
　そこで、１回30分のオンライン講座を月８回開き、好きな時間に参加できるプログラムを作った。内容は「冷え症」「肩こり」「腰痛」に効くトレーニング▽肌のトラブル対策▽女性のための筋トレ▽働くスタイルに合わせた栄養バランス術－など。講師は女性の健康づくりのスペシャリストで医師や薬剤師、理学療法士、トレーナー、栄養管理士が担当する。ライブ配信でその場で質問ができる。見逃し再生も可能。
　そしてプログラム受講を継続するために、一人ひとりに担当の女性薬剤師がつく。期間中、コミュニケーションを図り、一緒に取り組む目標を考えてサポートする。
　さらに「気にはなっているけど、病院に行くほどでは…」と感じている症状について、産婦人科医が１人１回15分、オンラインで医療相談に応じる。
　市薬剤師会の神谷政幸副会長は「女性薬剤師が加わるのが新しい取り組み。多くの人の参加を」と呼びかける。
　市内で働く20～50代の女性が対象で参加費１５００円。９月１日～11月30日の期間、平日昼、平日夜、週末夜の三つの時間帯で講座を配信する。募集締め切りは20日。申し込みはフォーム＝ＱＲコード＝から。
【山田一晶】