三河地区を代表する書道家の作品が一堂に集う「第52回全三河書道百選展」(運営委員会主催)の豊橋展が9日、豊橋市美術博物館で始まった。13日まで。
1972年に岡崎市美術館の開館を記念して始まった三河地区最大の書道展。第一線で活躍する104人が出品した。漢字、かな、篆刻(てんこく)など幅広いジャンルの作品が並ぶ。伝統的な中国の漢詩、読みやすい近代詩、和歌などが見られる。
第1回展から半世紀以上出展を続けている横山夕葉さん(安城市)は淡墨で「長」と書いた。今年2月に86歳で急逝した権田穂園さん(豊川市)は「掃葉煎茶」を力強い筆跡で表現した。運営委員会代表の波切童州さん(西尾市)は、「磨」を墨のにじみまでこだわった。また会期中、午後1~3時に豊橋筆職人による実演があり、筆を2割引きで販売する。
波切さんは「筆跡、墨色、にじみ、余白の使い方、印の位置など、あらゆる角度から作品を見てください。紙も白いものから、色鮮やかものまで使われています。絵画のような見方も楽しめます」と話す。
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1973年生まれ、豊川市出身。建設業界に勤務後、96年に入社。2022年から豊川市を担当している。趣味は美術館巡り。ポッドキャストでラジオを聞くのも好きで、さまざまな番組を楽しんでいる。
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