新城市作手守義小滝にある「鳴沢の滝」を15日、空から訪問した。
新城と設楽町の境を流れる当貝津川にあり奥三河随一の水量を誇る。奥三河の秘境の滝として知られる。落差は約15㍍。
一帯は花こう岩地帯。長い時間をかけて浸食されされた地形に、周辺の原生林を思わせる緑が広がる。
人が近づけないところまでドローンで接近して水が流れ落ちる迫力を伝えたいと計画した。周辺の森を管理している豊田市の会社の許可を得て飛行させた。
午前6時に到着。静寂の森の中で、約30㍍先の滝から勢いよく水が落ちる音だけが聞こえた。
上空に上がると、周囲の木々の中に開けた一角から滝が見えた。来る途中、車で渡った橋の真下に滝があることに驚いた。
滝つぼ付近までドローンを降下させるとカメラのレンズが水しぶきを浴びて、見えにくくなるほどだった。大量の水が勢いよく落ちていることが分かった。
一度、ドローンを戻して水をふき取り再挑戦した。今度は、陽光に照らされる滝と、岩についたツタやコケに気づいた。冒険中に秘境のオアシスを発見した気分だった。ドローンでないと味わえない体験だ。
下流の方向を見ると、木々は緑から黄に替わりつつある。秋も深くなった。
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愛知県蒲郡市生まれ。2020年、地元蒲郡が好きで東愛知新聞社に入社。同年から蒲郡担当、市政や地域行事、文化など全般を取材。ドローンを使って東三河の名所を空撮したルポ「大二朗記者の空からの訪問」を不定期連載。これまで、三河大島や三河国分尼寺跡、日出の石門などを空撮してきた。ドローン技術向上のため、国家資格「一等無人航空機操縦士」を24年に取得。読者の皆さんが楽しんでもらえる記事と記憶に残る写真を掲載できるよう、日々、頑張っていきます。
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