好評の積み木 さらに腕磨く豊川特別支援学校高等部木工班

2021/10/28 00:00(公開)
ベニヤ板加工の指導を受ける生徒
 県立豊川特別支援学校高等部木工班の生徒11人が27日、特注家具製造の「老津木工」(豊橋市老津町)から、積み木づくりなどの技術指導を受けた。
 生徒はこれまで、木材の切れ端を使って積み木を作り、文化祭などで販売してきた。担当する石北幸雄教諭によると、積み木づくりは、木工作業の基本的要素が詰まっているため、生徒の訓練に適している。磨き上げた無塗装の積み木は評判で、1日に20セットを売り切ったこともあった。しかし、新型コロナウイルス感染拡大で、バザーなどが中止となったため販売場所を失った。
 老津木工は学校からの打診で、材料となる端材を提供したことがある。松井誠社長は、行き場所を失ってたまっていた積み木を見せてもらい、その出来栄えに感心したという。自社の通販サイトで販売したところ、用意した10個が完売した。
 今年もクリスマス用にネット販売するため、松井社長らから技術指導を受けることになった。松井社長によると、力任せに糸ノコを使っている面がある。このため、切断面に熱による黒ずみができたり、角度がいびつになったりしている。
 この日は、ベニヤ板を使ったミニテーブルと椅子のセットと、積み木の製作を実習した。ベニヤは、切り方を描いた紙を貼り付け、線に沿って切り抜いていく。切断面のヤスリ掛けなども手を取りながら指導した。出来栄えを褒められた生徒は、うれしそうに笑った。石北教諭は「外部の人に見てもらうことで生徒のいい刺激になる。これからも指導が受けられれば」と話した。
【山田一晶】
ネットでも評判の積み木(老津木工のサイトから)
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