新城東陽小5年生が森林保全や獣害学ぶ

2021/11/26 00:00(公開)
ロープを引っ張って杉を倒す児童=新城市井代で
ロープを引っ張って杉を倒す児童=新城市井代で
 新城市立東陽小学校5年生18人を対象にした森林教室が25日、地元の山林であった。杉の伐採を体験したほか、猟師から狩猟用わなの説明を受け、身近な森の現状を学んだ。
 総合学習「森林と野生動物」の一コマ。林業の「新城キッコリーズ」、鳥獣害対策の啓発をするNPO法人「愛猟」が協力し、講師を務めた。
 児童らは学校からバスで2㌔離れた山林を訪ねた。そこで高さ15㍍以上、樹齢約50年の杉の伐採作業を見学した。新城キッコリーズの柴田健司さんがチェーンソーで切込みを入れ、最後に児童がロープを引っ張って倒した。
 またキッコリーズの田実健一さんが「木を一気に伐採してしまうと土砂崩れの原因になる。計画的に進めないといけない」と教えた。「虫の被害に遭った杉もある。穴が開いて質が落ちても木材使えることを伝えなければならない」と林業の苦労を語った。
 一方、愛猟代表の鈴木康弘さんは樹皮や畑の農作物を鹿が食べる被害があることから、わなを仕掛けていることを説明。「くくりわな」の作動の仕方を教えた。
 沢登武さん(11)は「森や木の大切さがわかりました。チェーンソーの音がとても大きくて驚いた」と話した。
【安藤聡】
チェーンソーで杉を切る柴田さん
チェーンソーで杉を切る柴田さん
くくりわなの説明を聞く児童
くくりわなの説明を聞く児童
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