愛大生が保護猫、地域猫のリーフレット作製

2021/12/12 00:00(公開)
リーフレットを手にする飯尾さん㊨と越智さん(提供)
リーフレットを手にする飯尾さん㊨と越智さん(提供)
 愛知大学地域政策学部の学生地域貢献団体「あにまるrights」が保護猫、地域猫について理解を深めるリーフレットを作った。地元の2団体を取材するなどしてまとめた。25日に豊橋市多米町公民館で開かれる猫のためのフリーマーケットで配る。
 団体の代表は飯尾美香さん、副代表は越智結衣さん。今年度に発足した。月1回のミーティングを開いて活動内容を議論している。すでに市民団体「命にやさしいまちづくり ハーツ」と一般社団法人「あにまるあいず」から、地域猫や保護猫について取材した。
 リーフレットはカラー。飼い主のいない猫(野良猫)を減らすために必要な知識を掲載した。
 よくある誤解に「餌をやらなければ野良猫はいなくなる」がある。これについて、猫は動物愛護法で愛護動物とされ「みだりに餌や水を与えずに衰弱させる行為」は違法だと指摘。また、餌がもらえない猫はごみ箱をあさり、家に入り込むなどのトラブルが起きる。餌をやる人を周囲がとがめると、隠れて与えるようになるため、事態が潜在化していく。
 これを防ぐのが地域猫活動で、リーフレットは「地域住民有志が中心となって、周辺住民の理解と協力のもとで、ノラ猫に不妊去勢手術をして、個体数を減らす」としている。
 「ハーツ」については「不妊・去勢手術と、猫の正しい飼い方の指導、捕獲器の貸し出しをしている」など紹介。古橋幸子代表とのミニQ&Aも載せた。「あにまるあいず」からは保護猫の譲渡の流れを掲載した。
 リーフレットを配るフリーマーケットは25日午前10時から。「TNR」と呼ばれる「捕獲、不妊・去勢、元へ戻す」活動の普及啓発を目的としている。保護された猫を引き取った親子らで作った猫型ランチョンマット、ティッシュケース、キーホルダーなどを販売。売上はすべてTNR活動に使う。
【山田一晶】
リーフレットの一部
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