米価下落の影響を受けた農家などに臨時給付金

2021/12/29 00:00(公開)
新城市内の水稲栽培の耕作地
 新城市は、米価下落の影響を受けた稲作農家や法人向けに臨時給付金を交付する。市独自の政策で、農家の所得支援と稲作継続が目的。支給額は総額約4070万円。24日閉会した市議会12月定例会で補正予算案として計上し、可決された。
 新型コロナウイルス禍で休業要請に応じた飲食店と、宴会などの減少で需要が減った。併せて昨年はウンカの被害があった。市農業課によると、今年採れた米の1俵(60㌔)あたりの価格は約1900~2300円の下落があったという。
 対象者は今年産水稲生産実施計画書を市地域農業再生協議会に提出した1729戸で、作付面積は約830㌶。10㌃あたり5000円。主食用米のみで、加工米や酒造米は適用しない。
 市は1月に対象者へ案内文を送り、手続きが済み次第、順次交付する。
 「あいちのかおり」を主に生産する小山嘉之さんは「農薬や肥料、燃料費が上がる中、米価が下がっていた。給付金は生産意欲の維持につながる」と話した。
 市は前年度に新型コロナ禍の影響を受けた鳳来牛を学校給食に活用したり、市内産茶葉を買い取ったりして農家を支援している。
【安藤聡】
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