蒲郡みかん使って「オランジェット」

2022/02/10 00:00(公開)
ズームで商品を紹介する安藤さんと小田さん㊧=蒲郡商工会議所で
ズームで商品を紹介する安藤さんと小田さん㊧=蒲郡商工会議所で
 愛知大学の地域貢献活動団体「REGO(レゴ)」は、蒲郡市内のミカン農家「小田農園」と共同で、蒲郡ミカンを使ったフランス菓子「オランジェット」を開発した。9日、蒲郡商工会議所でオンライン試食会を開いた。10日には小田農園のオンラインショップで6枚入り1箱(1500円)を150箱販売する。
 愛知大学地域政策学部の団体。同市では、名鉄西尾・蒲郡線(西蒲線)の利用促進の活性化を目的とした「御駅印」の考案や路線の存続に向けた活動をしている。小田農園とは2019年からミカンの収穫体験や西蒲線のイベントでミカンクッキーを一緒に作るなどしている。
 昨年4月、レゴの安藤美咲さん(20)は、蒲郡市の産業発展に協力したいと、農園の小田智弘さん(62)に「ミカンを使った商品を作りたい」と提案した。小田さんは収穫時期を考え、商品になる物を調べた。その結果、かんきつ類をドライフルーツにしてチョコレートにつける「オランジェット」を知った。安藤さんに伝えると意見が一致、同9月に共同開発が始まった。
 今年1月から本格的に作り始めた。農園で収穫した「宮川早生」などを使い、ドライフルーツ専用の乾燥機でミカンを2日間かけて乾燥させた。
 オランジェットは、チョコレートはカカオ65%と80%、ホワイトの3種類。食べるとミカンの酸味とチョコの甘味のバランスが良い。
 商品は26~27日の「第41回市農林水産まつり&食育フェスタ」でデビュー予定だった。しかし、新型コロナウイルスの影響で中止となった。そこで、安藤さんと小田さんはオンラインでの試食会に変更した。
 テレビ会議システム「Zoom」を使い、商工会議所内の喫茶店「ガマカフェ&べーカリー」から配信した。安藤さんらは見ている人に製造工程を紹介した。小田さんは「商品を新型コロナ禍で会えなくなった人に贈ってみて」と呼びかけた。
【林大二朗】
オランジェット
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