東三河に春を告げる天下の奇祭「豊橋鬼祭」(国指定重要無形民俗文化財)のハイライト、「天狗と赤鬼のからかい」が11日、豊橋市八町通3の安久美神戸神明社であった。
新型コロナウイルス感染拡大防止のため昨年同様、神社は一般を立ち入り禁止にし、無観客の中で静かに神事を執り行った。初日は青鬼出動と岩戸舞。2日目は昨年は中止された日の出神楽や浦安の舞が2年ぶりに披露された。
正午には小鬼地踏行事が始まった。小鬼はユニークなステップをしながら進んだ。続いて、神楽殿では美しく装った子どもらが舞う五十鈴神楽、災厄や悪魔を払う御的神事が繰り広げられた。
見せ場の「からかい」では、独特のしぐさで挑発する赤鬼に対して、なぎなたを構えた天狗が大地を踏みしめながら徐々に近づき応戦した。ユーモラスなやり取りを繰り広げた後、鬼は「アーカーイ」と叫びながら従者とともに社務所に入り、白い粉はまかずにタンキリあめを投げ、境内を疾走した。
【林大二朗】
ユニークな動きをする小鬼
2年ぶりに披露された浦安の舞