医療機器専門商社の八神製作所(本社、名古屋市)は25日、豊橋市と健康増進に関する連携協定を結んだ。市役所で調印式があった。独自の健康経営プログラムを市内企業に提供し、働き盛りの運動習慣を定着させる。同社の自治体との協定は豊橋市が初。
同社は30年前から社員の健康増進を図る取り組みを始めた。2年前から健康経営支援を実験的に開始、自治体を通じた普及啓発を模索していた。
同社独自の「体力測定会」では握力や腹筋などに加え、体組成や骨密度、血管年齢といったデータで社員の健康状態を把握。理学療法士によるヨガプログラムを採り入れ、働き盛りの運動習慣を充実させている。
一方、豊橋市は豊橋商工会議所や全国健康保険協会との連携で、健康経営を奨励する「とよはし健康宣言事業所」の認定制度を創設。市の先進的な取り組みを評価し、八神製作所が連携協定を申し入れた。
連携協定で八神製作所の健康経営に関する知見などを提供、関連セミナーも開く。調印式では荒木篤志社長と浅井由崇市長が協定文書を交わした。
荒木社長は「人生100年時代へ医療や予防介護に力を注いでいる。市と課題を共有し、多くの市民に役立ててもらいたい」と話した。浅井市長は「企業のあり方も大きく変わり、健康経営が果たす社会的役割も増している。連携協定で新たな取り組みもしたい」と期待した。
【加藤広宣】