旧新城東高同窓生が母校で清掃活動

2022/06/05 00:00(公開)
旧校舎玄関前のロータリーで作業する参加者=旧新城東高校で
旧校舎玄関前のロータリーで作業する参加者=旧新城東高校で
 旧県立新城東高校の同窓生有志が4日、新城市矢部の母校敷地で環境美化に取り組んだ。1回生から最後の49回生まで60人以上が参加し、持ち寄った機材で草を刈り取った。
 1972年4月に開校。計1万2641人が巣立った。県教委は少子化による学校再編を進め、2019年に新城高と統合した新城有教館高校を新設した。21年3月末に閉校した。敷地は現在、新城有教館高校が管理している。
 閉校後、新型コロナウイルスワクチン集団接種会場となり、訪れた同窓生らが敷地内に雑草が生い茂る姿を見ていた。5月3日に豊橋であった1、8、18回生の同窓会、同14日に母校での総会で美化活動への参加を呼び掛け、7回生で元校長の長坂英司さんが有教館高校に掛け合って実現した。
 参加者は草刈り機や一輪車などを持ち寄り、校舎前のロータリーや正門前の並木道、グラウンド沿いで作業に励んだ。
 名古屋市から駆けつけた49回生の松井暖実さん(19)は「3年間通学した学校に恩返ししたかった」と話した。
 学校敷地は市が利用方針をまとめており、場合によって取り壊しの可能性もある。同窓会長の長田共永さんは「方針が決まるまで定期的に作業したい」と語った。
【安藤聡】
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