田原の小学校で菜種の油しぼり体験

2022/07/21 00:00(公開)
収穫した菜種を使い油しぼり機を動かす児童=田原東部小体育館で(提供)
収穫した菜種を使い油しぼり機を動かす児童=田原東部小体育館で(提供)
 田原市立田原東部小学校で、菜種の油しぼり体験があった。
 菜の花の栽培を通じて資源循環や、環境と食、農業の関わりなどについて学ぶ「菜の花エコプロジェクト総合環境学習」の一環。2008年から同校と泉小で始まり、今年から六連小も加わった。6月3日には近くの畑で菜種を収穫した。
 この日は3年生48人のほか、六連小の3年生11人も参加した。NPO法人「田原菜の花エコネットワーク」のメンバーが教えた。
 体育館での作業は菜種の穂を踏んで種を取り出すところからスタート。児童らが足踏みするたびに枯れ穂が音を立てて割れ、中からごまのような種がこぼれた。
 次はざるや選別機を使って穂くずやごみを取り除き、手動の菜種しぼり機で油を取り出した。ジャッキのようなレバーを動かすと、黄色の油があふれてくる。硬く小さな菜種から油が出てくる様子に、児童は興味津々だった。
 六連小の菰田湊斗さんは「機械を動かすのは力が必要で大変だったけれど、ちゃんと油が取れてうれしかった」と笑顔で話した。
【岸侑輝】
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