公開デーに体験イベント

2022/08/07 00:00(公開)
収納ケースを作る参加者=いずれも新城市上吉田で
 県森林・林業技術センターの公開デーが6日、新城市上吉田のセンターであった。新型コロナウイルス禍で3年ぶりの体験イベントとなった。
 森林の仕組みを伝え、林業の研修や試験研究の実習機関としてのセンターを広く知ってもらう。今年で18回目。コロナ対策で、過去2年はウェブ公開だった。
 毎回人気の木工体験は人数限定。事前予約で4組ずつ4回開催した。応募多数で抽選となった。親子がスギ材を使って収納ケースのミニチェアを接着剤と釘打ちで完成させた。両親と一緒に来た鈴木凛さん(9)は「釘の打ち方が分かった。ケースを完成させられて楽しかった」と話した。
 今年2月に導入した高性能の林業機械「ハーベスター」のシミュレーター体験会もあった。小学生や大人が重機で立木を切り倒す操縦を模擬体験した。他にも敷地内で人工栽培するエリンギの収穫体験もあった。
 平松治生所長は「子どもから大人まで楽しんでくれた。今後も林業や森林に興味を持ってもらえれば」と話した。
【安藤聡】
シミュレーターを体験する子ども
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