田原市が初のエコチャレ検定

2022/08/21 00:00(公開)
うちわで風車を動かして発電する子どもたち=田原文化会館で
うちわで風車を動かして発電する子どもたち=田原文化会館で
 田原市は20日、田原文化会館で「親子で挑戦!たはらエコチャレ検定!」を開いた。子どもや保護者ら計17人が参加し、菜の花エコプロジェクトや環境保全について学んだ。
 市環境政策課の職員が講師となり、エコな取り組みや市の環境施策などを分かりやすく教える。今回が初の開催。
 菜の花エコプロジェクトは、市やNPO法人「田原菜の花エコネットワーク」が協力し、遊休農地に菜の花を植えるなどして景観や環境学習に努めている。使っていない農地を放っておくと害虫などの発生源になることや、菜種から油を作れば産業にもなると教えた。菜種から油を搾る体験もあり、子どもたちは協力して手動種搾り機のハンドルを動かした。
 豊橋市と田原市の境にある汐川干潟には鳥や貝などをはじめ多くの生き物がいることも伝えた。貝類は海をきれいにする役割も担っている。生活排水に気を付け、ごみの不法投棄をしないなどで干潟を守ることが環境をよくすることにつながるとした。
 モーターや風車を使った実験で電気を作る仕組みも学んだ。環境政策課の中村和広課長は「環境について親子で楽しみながら学んでもらい、夏休みの自由研究などに生かしてもらえれば」と話した。【岸侑輝】
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