男女共同参画推進条例の改正へ

2022/08/24 00:00(公開)
すでに導入済みのパートナーシップ制度。条例改正で市民への理解を深めたいという
すでに導入済みのパートナーシップ制度。条例改正で市民への理解を深めたいという
 豊橋市は、性の多様化など社会情勢の変化を踏まえ、性的少数者への理解や認知向上につなげることを柱に「男女共同参画推進条例」を改正する方針を固めた。22日の市議会総務委員会で改正のあり方などを示した。市議会12月定例会での改正を経て、来年4月の施行を目指す。
 市はLGBTなど性的少数者カップルを認めるパートナーシップ制度を導入したり、性的役割の固定に関する偏見をなくす啓発活動などに取り組んでいる。改正作業では時代の変化に合わせて新たな禁止事項なども盛り込むことにする。
 現行条例には性の多様性の規定はなく、カミングアウト後に当事者への後ろ向きな対応など不利益を受けることを避けるための差別禁止事項などを盛り込む。性的指向や性自認の公表の強制や制止などの他、本人の意に反する公表(アウティング)なども禁じる。このほか、禁止行為には性暴力も追加する。
 改正した場合、男女共同参画に「性の多様性の尊重」を追加した名称変更も検討している。
 市民協働推進課では9月の審議会、10月にホームページで市民への意見公募、12月市議会で条例改正案提出を経て4月1日施行を目指す。
【加藤広宣】
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