日本ガスコムが30周年記念式典

　ＬＰガス製造・販売を手掛ける日本ガスコム（豊橋市神野新田町）は８日、花田町の「ホテルアソシア豊橋」で創立30周年記念式典を開いた。取引先や社員ら２００人余りの出席者を前に、大森俊太郎社長は「さらなる飛躍の第一歩に」と誓いを新たにした。
　大森社長は「30年の節目を明日へのジャンプ台とし、さらなる飛躍への一歩としたい」などと語った。
　来賓を代表し、元三愛石油常務で、草創期の苦境を支えた柳堂規彦さんが祝辞を述べた。柳堂さんは「初めて会社を訪ねたとき、初代の大森修社長を尊敬し心酔する社員の熱意と意欲に感動した。一枚岩でここまで歩めたと確信している。カーボンニュートラルの新時代も『ガスコム魂』でまじめに正々堂々と進んでほしい」と期待した。
　式典では創業から30年の歩みを解説付きの映像で振り返った。書家の鈴木愛さんが節目を祝って揮ごう。20周年記念で掲げた「挑」からさらなる飛躍を誓い、30年の節目はエネルギーみなぎる「熱」の文字を選んだ。
　同社はガステックサービス（当時）の社長だった大森修氏が１９９２年設立した。修氏の急死などで一時は苦境に陥ったが、三愛石油などの支援で再建。カーボンニュートラル時代を見据え、現在は東三河や遠州でのメガソーラー開発や遊休農地を生かしたブルーベリーの通年栽培なども展開している。
【加藤広宣】