ウイズコロナの豊橋まつり閉幕

　「ウイズコロナ」の中で３年ぶりに開かれた「第66回ええじゃないか豊橋まつり」（豊橋まつり振興会主催）は16日、２日間の日程を終えて閉幕した。主催者の公式発表では２日間の来場者数は延べ約60万人。世間が新型コロナウイルスとの共生へシフトする中、豊橋まつり復活への期待感が表れる結果となった。
　まつり振興会の発表によると、来場者数は15日が約33万人、16日は27万人だった。初日は「豊橋公園エリア」でのイベントに加え、駅前大通りでの「総おどり」など「まちなかエリア」のイベントが誘客に貢献。前回２０１９年の26万人を大幅に上回った。
　２日目は豊橋公園エリアのみだったが、小中学生の「こども造形パラダイス」は大勢の家族連れなどでにぎわった。豊橋球場でのパフォーマンスイベント「ええじゃないか舞らん行列」「ドーン！とまるごと吹奏楽」の他、東三河や福島の物産展なども盛況だった。
　振興会では「ウイズコロナが浸透し始め、豊橋まつりの復活を待ち望む人の来場につながったと思う。人との距離を保つなど、個々の感染対策も徹底していた」と話す。
【加藤広宣】