「奔別炭鉱」があった北海道三笠市で幼少期を過ごした。エネルギーの転換に伴う炭鉱の閉山を傍らで見守った。「多くの同級生が次々といなくなった。産業がなくなり、過疎化とはこうなのかと実感した」と振り返る。
田原市の臨海企業用地へ誘致されたメーカーに父が責任者として転職。豊橋市杉山町の自宅からは三河港臨海部が見えた。三河港大橋などのインフラやトヨタ田原工場などが整っていく様子を近所から眺めていた。
新型コロナウイルス禍で花の需要が一時消滅し、地元農家が打撃を受けた。対面が制限される中で実情を聴くため、多くの農家に電話をかけた。それが国の支援につながり、都内のオフィスビルに輪菊を飾る応援企画となり需要を支えた。
「農業だけでなく飲食など多くの産業が苦境にあった。一緒に寄り添えたことが政治家冥利に尽きる」と語った。
妻と、長男(18)と次男(15)の4人家族。昨年引き取った保護猫2匹を飼っている。「家族に押し切られましたが、今では自分が楽しんでいる」
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