豊橋市と今年度開始する「ごみ処理広域化」に伴い、田原市は1日、同市緑が浜の「炭生館」跡地に建設したごみの中継施設を稼働させた。市内全域の可燃ごみを分別収集し、専用車両へまとめて豊橋市内の複数の処理施設へ搬送する。
可燃ごみは「燃やせるごみ」と生ごみを市内全域から分別収集する。中継施設のラインでそれぞれ固形化し、4台ある搬出用の大型コンテナ車に積み込んで豊橋市内の処理施設へ運ぶ。今年1月から分別回収を始め、炭生館での実証運用を経て本格稼働させた。
燃やせるごみは豊橋市豊栄町の市資源化センターで焼却処理。生ごみは同市神野新田町「バイオマス利活用センター」で発電用の燃料として再利用する。
田原市廃棄物対策課によると、市内の可燃ごみは2023年度で1万4990㌧。実証期間の2月に回収した可燃ごみは853㌧で、燃やせるごみ700㌧に対し生ごみは2割弱の153㌧だった。
両市は国の方針に伴い14年に、ごみ処理広域化で合意した。豊橋市資源化センター敷地で建設中の「豊橋田原ごみ処理施設」は28年度供用開始予定。その後は豊橋市の単独施設を建て、既設焼却炉の機能停止も計画する。公設民営手法により20年の事業期間で総額約420億円を投じる。
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愛知県田原市出身。高校卒業後、大学と社会人(専門紙)時代の10年間を東京都内で過ごす。2001年入社後は経済を振り出しに田原市、豊川市を担当。20年に6年ぶりの職場復帰後、豊橋市政や経済を中心に分野関係なく取材。22年から三遠ネオフェニックスも担当する。静かな図書館や喫茶店(カフェ)で過ごすことを好むが、店内で仕事をして雰囲気をぶち壊して心を痛めることもしばしば。
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