チェンソーアートの初個展 豊橋で中島さん

2023/04/19 00:00(公開)
初個展を開いた中島さん=花時計で
 豊橋市大岩町のガーデン喫茶「花時計」(Mr.シードマン2階)で、市内の中島謙さんによるチェンソーアートの初個展が開かれている。30日まで。
 1959年生まれ。1歳の時に高熱で耳が聞こえなくなり、豊橋聾学校に幼稚部から専攻科2年まで18年間通った。80年から昨年3月まで会社に勤務。その間、市聴覚障害者協会理事や手話サークル「クローバーの会」会長などを務めた。
 チェンソーとの出合いは94年。設楽町に土地を購入し、自ら開拓、整地してログハウスを建てた。2013年からチェンソーカービングを始め、各地の大会で入賞を重ねる。平日は豊橋、週末は設楽で制作に励み、退職を機に初個展を思い立った。
 新作、近作を中心に25点を展示。2㍍以上の作品も手掛けるが、今回は店に飾れる小品を持参した。モチーフは動物や鳥、花など。立体が中心で壁掛けも数点並べた。20台のチェンソーを使い分け、1本の丸太から仕上げた勇壮な竜やトラ、ワシ、かわいらしいシカやウサギなどが鑑賞できる。毛や羽根の流れ、表情などを丁寧に表現した力作ぞろいだ。
 「お客さんに見ていただき、ほめていただけるのがうれしい。作品が増えたら展示したい。チェンソーアートを多くの人に刷ってもらえたら。今後は2㍍級の七福神を作り、そろえて飾りたい」と中島さん。期間中は注文も受け付ける。
【田中博子】
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