豊橋の宿泊業界、国内個人客はコロナ禍前の水準に

2023/05/27 00:00(公開)
豊橋駅周辺は再開発ラッシュも回復要因となった=豊橋市大橋通2で
 豊橋観光コンベンション協会は、豊橋市内の主要宿泊事業者を対象に調査した2022年度の宿泊実績をまとめた。国内個人客は前年度から16・0%増の延べ49万2000人余で、新型コロナウイルス禍以前の2019年度と同じ水準まで回復した。
 協会の聞き取り調査に応じた会員21事業者の宿泊客数を合算した。
 これによると、国内個人客は2019年度(50万6297人)と比べ97・2%まで戻った。一方で社員旅行など団体客は6万2630人で70・1%、訪日外国人客(インバウンド)は2万927人で12・8%にとどまった。
 客室数が最多の「ロワジールホテル豊橋」(藤沢町)でも個人需要の回復が著しい。コロナ禍の影響で、以前は宿泊客の多くを占めた中国などのインバウンド需要が消滅した。一方、近場観光の需要などが増えて週末は国内個人客が急増したという。駐車場を備え、ベッド4台の部屋など幅広い客室を持つ強みも生かしてファミリー層などに支持されたとみる。
 宿泊予約課の鈴木厚臣課長は「コロナ禍で宿泊客の構成が大きく変わった。リピート需要につながる新たな個人客も大切にしたい」という。
 協会の大谷政道常務理事は「再開発工事の需要で豊橋駅周辺では個人客が増えた。コロナで個人旅行へシフトし、団体需要は頭打ちになると思われる」と説明する。
【加藤広宣】
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