ローズアンサンブルが小川さんしのぶ演奏会

2023/07/13 00:00(公開)
ローズアンサンブルによるコンサート=プラットで
 長年、音楽文化の普及や若手音楽家の育成に尽力し、昨年3月に亡くなった豊橋市の小川惠司さんをしのぶ「気まぐれコンサート」が11日夜、「穂の国芸術劇場プラット」で開かれた。小川さんから支援を受けていた地元音楽家で作る「ローズアンサンブル」が主催した。
 ウイーンフィルハーモニーと個人的に強い絆があった小川さん。妻君子さんと「気まぐれコンサート」と題し、ウイーンフィルのコンサートマスターらを招いて豊橋公演を何度も実現させた。また、地元音楽家の育成と発表の場作りとして多くの音楽会を主催した。
 愛用の帽子が飾られたステージに、伊東かおりさん(バイオリン)、安藤衣里さん(同)、井川愛さん(ビオラ)、伊藤有希子さん(ソプラノ)、鈴木雅子さん(ピアノ)が登場。「歌劇『こうもり』より序曲」(シュトラウスⅡ)「歌劇『ラ ボエーム』より“私が街を歩くと”」(プッチーニ)「エストレリータ」(ポンセ)など、小川さんとの思い出が詰まった曲の数々を演奏した。
 スクリーンでは笑顔の小川さんの写真を次々映し出し、曲間には長年親交のあった鈴木伊能勢さんらがエピソードを披露。また、ウイーンからのビデオメッセージも紹介された。来場者は美しい音楽を聞きながら、小川さんとの思い出を振り返っていた。
【田中博子】
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