任期満了に伴う豊橋市長選は3日告示される。1日現在で現職を含む4人が立候補を表明している。名古屋地方気象台によると告示日の天候は晴れ予報で、市内各所で街頭演説などの舌戦が始まる。
立候補予定者はいずれも無所属で、現職の浅井由崇氏(62)、元市議の長坂尚登氏(41)、前議長の近藤喜典氏(45)、練り物製造販売業の蔵地雅彦氏(65)の4人。
浅井氏は連合愛知と連合豊橋、公明の推薦を受けた。任期中に小中学校の給食費半額負担を実現させ、子育て教育や産業振興を通じた「人づくり」の実績を訴えたい考えだ。2期目は人口減少時代に備えてさらなる充実を図る。
長坂氏は、市が豊橋公園で進める「多目的屋内施設」(新アリーナ)と公園東側エリアの整備運営事業の契約解除を訴える。ごみの個別収集の導入へ向けた実証実験、自治会やPTAなどの運営のあり方を見直す方策も打ち出している。
近藤氏は豊橋駅前の中心街に屋台街を整備して市内外の集客と新たな防災拠点として活用できる機能強化を訴える。子育て教育では、小中学校の給食費負担半減で浮いた予算を教育を受ける幅広い世帯に還元する独自方針を掲げている。
蔵地氏は街頭演説が中心で集会などを開かない選挙戦。実質的な住民税減税で低所得者らの可処分所得の引き上げを訴える。
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愛知県田原市出身。高校卒業後、大学と社会人(専門紙)時代の10年間を東京都内で過ごす。2001年入社後は経済を振り出しに田原市、豊川市を担当。20年に6年ぶりの職場復帰後、豊橋市政や経済を中心に分野関係なく取材。22年から三遠ネオフェニックスも担当する。静かな図書館や喫茶店(カフェ)で過ごすことを好むが、店内で仕事をして雰囲気をぶち壊して心を痛めることもしばしば。
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