愛知、静岡の県警が合同訓練 「トクリュウ」など越境事件への連携強化

2025/01/26 00:00(公開)
現場に到着した警察官=豊橋市大岩町で

 愛知、静岡の両県にまたがる事件を想定した両県警合同の広域緊急配備訓練が24日にあった。捜査員が初動対応を確認した。

 

 近年、「匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)」による県境をまたいだ強盗が相次いで発生している。そこで両県警の情報共有を目的に合同訓練を企画した。訓練には豊橋署、田原署、湖西署などから計60人以上が参加した。

 

 田原市内で男2人が民家に侵入する事件が発生し、同じ犯人が豊橋で強盗事件を起こし、静岡方面に逃亡するという想定。県警は緊急配備を敷き、男2人が運転する乗用車を覆面パトカーやヘリコプターなどで追跡し、2人を逮捕。その後、指示役の男が豊橋市大岩町内に現れるとの情報を入手した豊橋署員が、現場で車に乗る男に職務質問し、抵抗する男を取り押さえた。

 

 豊橋署地域課の荻野昭徳課長は「両県警は指揮系統や無線の周波数などが異なる。現場や幹部陣が連携し、もしもの事態に備えたい」と話した。

男を取り押さえる署員
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北川壱暉

 1998年浜松市生まれ。昔からの夢だった新聞記者の夢を叶えるために、2023年に入社した。同年からスポーツと警察を担当。最近は高校野球で泥だらけの球児を追いかけている。雨森たきびさん(作家)や佐野妙さん(漫画家)らを取り上げた「東三河のサブカルチャー」の連載を企画した。読者の皆さんがあっと驚くような記事を書けるように日々奮闘している。趣味はプロ野球観戦で大の中日ファン。

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