元競輪選手と現役選手らが1日、キッチンカーで豊橋市の児童養護施設「豊橋若草育成園」を訪問。おなかいっぱい食べてもらおうと、子どもたちに熱々のたこ焼きを振る舞った。
たこ焼きキッチンカー「輪蛸(わだこ)」を営む元競輪選手の山田二三補さん、日本競輪選手会静岡支部所属の深谷知広選手、豊橋をホームバンクにする愛知支部の佐々木恵理選手、田中千尋選手の4人が訪れた。
愛知支部では選手が施設を訪れて子どもたちとバーベキューを楽しんだり、競輪場に招待したりと長年、若草育成園との交流があった。現役時代の山田さんや、以前は豊橋がホームバンクだった深谷選手も参加していたが、新型コロナウイルス禍などもありしばらく交流は休止していた。
山田さんは2年前に現役を引退。会社勤めを経て昨年11月から縁あって「輪蛸」を前任者から引き継いだ。山田さんに深谷選手から静岡の施設慰問の打診があり、「まずは若草育成園から」と訪問を決めた。深谷選手が経費を負担、山田さんが腕をふるった。山田さんを師匠とする佐々木、田中両選手が手伝った。
施設建物の横に止めたキッチンカーに、子どもたちが列を作った。「ソースマヨ」「しょうゆマヨ」など好きな味付けのたこ焼きを注文。焼き立てを受け取り「おいしいね」と笑顔で頬張った。育成園だけでなく、隣接する「豊橋ひかり乳児院」「豊橋ゆたか学園」の子どもたちの分も用意した。
「静岡に移っても若草育成園のことは気にしていた。先輩がキッチンカーを始めたので『一緒に行きましょう』と声をかけた。子どもたちの元気は自分の力になる。喜んでくれる姿を見るのはうれしい」と深谷選手。「引退後も声をかけてくれて、一緒に園に来られてうれしい。子どもたちの笑顔でパワーをもらった」と山田さんも笑顔を見せた。
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愛知県豊橋市生まれ。大学卒業後、校閲記者として入社。1年後に報道記者に転身した。2020年から報道部長。芸術、福祉、経済・奉仕団体などを担当する。趣味は、かなりジャンルに偏りのある読書と音楽鑑賞。思考のそっくりな一人娘と趣味を共有している。
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